うつの原因にもなる危険な強迫性障害|専門クリニックで改善できる

個人ごとに異なる症例

カウンセリング

心療内科などで強迫性障害と診断された人は、個人ごとにさまざまな症例を抱えています。障害を抱えている人は、一概に同じ症状に悩まされているというわけではないのです。ある人であれば、手や体が汚れているということに強い不安感を持ちます。外から帰るたびに徹底した手洗いを行なうほか、室内でも何かを触るごとに手を洗うようになります。外出先でも携帯用エタノールなどを使用し、階段の手すりやエレベーターのボタンを押すたびに、手の消毒を行なうようになるのです。何度も手を洗うため手がひどい肌荒れになるほか、他人との接触も不潔なものと考えてしまうようになるので、相手から不快な思いを抱かれることも多いのです。他者に対して不安や恐怖心を抱かせる強迫性障害といえば、加害恐怖によるものもあります。話している相手に対し、今自分が相手に殴りかかったらどうなるかと考えることや、赤信号を待つ人の背中を押して車が通る車道に突き飛ばせばどうなるか、といったことを考える人がいるかもしれません。頻繁にそのようなことを考え、最悪の結果を想像して自分自身の行動や思考に不安や恐怖を覚えれば、それは強迫性障害である可能性があります。ほかにも、少しでも太ることを恐れ、食べ物を全く口にしない摂食障害もこの強迫性障害に分類されることがあります。コンプレックスのある体の一部が気になり、人に見られることを極度に恐れる人や、本棚にある本のズレや中途半端に閉まった戸を数ミリのズレも許さず治すような人も強迫性障害である場合があります。れっきとした障害であるため、この病を抱えている人は周りの人からも指摘されることが多くあるでしょう。第三者からこのような行動に関して注意を受けた場合、知らない内に強迫性障害に罹っていたことが考えられます。単なる気のせいとはせず、きちんとした治療を受けましょう。

強迫性障害は、一概にどのような症状が出れば障害として判断できる、といったような病とは異なります。精神面に現れる病として有名なうつ病や統合失調症、認知症などの病は、ある特定の特長が現れれば、症状を断定することは可能です。しかし、強迫性障害は身の回りにあるさまざまな事柄がトリガーとなるため、行動や考え方だけで障害と断定することはできないのです。強迫性障害は、性格が心配性の人と考え方や行動が似通っている場合があります。両者の違いは考えの強度にあるといえるでしょう。障害ではない心配性の人ですと、家を出る際に鍵の締め忘れや電気の消し忘れなどを心配しますが、一度確認すれば安心して外出できます。しかし、強迫性障害となると強い不安感と恐怖心に駆られ、何度確認しても安心することはありません。強迫性障害と心配性を分けるポイントとして、この確認による行動で安心感を得られるかが鍵となります。強迫性、という単語通り、何者かに強迫されて行動をしているかのように、常に不安感や恐怖心にさいなまれるのが強迫性障害の特長となります。単なる心配性や思い込みを超えて、ある一定の事柄に恐怖心や不安感、時にはパニック症状のようなことが起こる場合、地域の心療内科などから診断を受けましょう。一人で治すことは困難であるため、専門の医師からの治療カリキュラムを続けることで、地道に治していくほかはないのです。