うつの原因にもなる危険な強迫性障害|専門クリニックで改善できる

薬による症状緩和

女医

精神病への治療法には、精神を安定させるための薬剤が利用されることがあります。強迫性障害にも用いられる薬もあり、重度の強迫性障害と診断されれば、専門の心療内科か病院で治療を受けることで処方されます。多くの人は、精神病は投薬によって治るものだと考えているでしょう。内臓などの病に関しては、内服薬を飲むことで治療を行なうことができます。しかし、精神病は一般的な傷病とは異なるため、ただ決められた量の薬を飲むだけで治るわけではないのです。強迫性障害に用いられる薬は、悪化することを抑制するために用いられます。精神病は多くの場合、普段の生活においての負担やトラウマが原因となる場合があります。先天的な要因が原因である発達障害や統合失調症などを除き、さまざまな精神病やうつ病や強迫性障害が元となり発症するのです。投薬は症状を悪化させるストレスを抑え、精神面へ働きかける認知行動療法などを、効率的に行なえるようにするために用いられるのです。処方された薬を飲み、なおかつ医師から精神状態を改善させるカリキュラムを受け続けることで、確実な治療が行なえるのです。

強迫性障害に用いられる薬剤といえば、SSRIが挙げられます。この薬は、体内のセロトニン量を増やすために用いられるものです。セロトニンは、日中の紫外線や運動を行なうことで分泌されるものとして知られている脳内物質です。体内時計に関わっている物質なので、正しく分泌されることで不眠症などの症状を改善させられます。最近ではうつ病患者には、このセロトニンの量が少ないことが明らかになっています。うつ病は過度な不安による不眠症も引き起こされるため、このことからもセロトニン量が不足していること考えられます。また、セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質のコントロールも行なっているとされています。うつ病特有の不安感や倦怠感は、この神経伝達物質の分泌量が乱れることで引き起こされるのです。強迫性障害であれば、このセロトニン量が十分となれば、精神的な安定感を得ることができます。幸福感を与えるドーパミンやエンドルフィンの分泌量が増えるため、強迫性障害特有の不安感や恐怖心が和らぎます。また、ドーパミンとノルアドレナリンは集中力を高める作用があります。分泌量が安定すれば、仕事や用事に意識を集中させられるため、障害を強化する強迫観念を振り払うことができるでしょう。心療内科によっては、不安感を取り除く目的で抗不安剤であるメジャートランキライザーを処方することもあります。こちらも精神的な安定感をもたらすことで、強迫性障害による行動を抑える働きがあります。処方する薬は医師が症状に合わせて選ぶので、用法用量を守り正しく活用しましょう。